ラズパイ初心者が、ラズパイと周辺機器を購入し、OSをインストールしたのでその手順について話していきたいと思います。
電子工作をしたいと思っているけど、初心者で実際にどうやれば良いのか分からないという人の参考になれば良いなと思って書いています。
僕自身、電子工作は初めてなので、初心者の視点から感じたことや気付きを共有出来たらと思います。
特に購入する際にはめちゃくちゃ悩んで、ラズパイにOSをインストールする際にも上手くいかなくて再インストールしたりと苦労したので、ラズパイを始めたいと思っている人の参考になれば嬉しいです。
買ったもの
僕は以下のモノを購入しました。
購入一覧
- ラズベリーパイ zero WH
- micro-SDカード
- USBハブ
- mini-HDMIケーブル
- 入門キット
では、それぞれどういう意図で購入したか説明していきます。
購入の意図
- ラズベリーパイ zero WH
Raspberry Pi Zero WH ピンヘッダー取付済
数ある種類の中でなぜzero WHを買ったかというと2つ理由があります。
- 初心者だからまずは安いもので試したい
- zeroシリーズの中で一番性能が良いから
2に関して、将来的にはセンサーを取り付けたいと思い初めからセンサーを取り付けるピン(GPIOピンと言います)が付いているzero WHを選択しました。
なお、購入はこちらのサイトでしました。
- micro-SDカード
Team microSDHCカード 32GB 高速転送UHS-1 日本国内10年保証 SD変換アダプター付属 正規品
micro-SDカードは色々種類があるのですが、調べてみるとメーカーによってラズパイとの相性があり、紹介したメーカーが一番ラズパイと相性が良いのでこのメーカーのモノを選びました。また、容量に関して32GB以上はラズパイは認識しないらしく、更にOSのインストールの関係で8GB以上の容量が必要ということで、32GBのSDカードを購入しました。
- USBハブ
エレコム USB2.0 microUSB ハブ 4ポート バスパワーmicroUSBケーブル+変換アダプタ付 ブラック U2HS-MB02-4BBK
ラズパイzero WHにマウスやキーボードを接続するためにはこのUSBハブが必要になります。zero WHは小さいがゆえに最小限の機能しか備わっていないので、こういったハブを用意する必要があります。
マウスやキーボードを接続する理由は、OSをラズパイに導入する際に使用するからです。マウスやキーボードを使わずに導入する方法もあるみたいですが、初心者なのでそこはよく分かりません・・・。
ただ、将来的にはプログラムを書いたりもしようと思っているので買いました。
- mini-HDMIケーブル
Amazonベーシック HDMIケーブル 1.8m (タイプAオス - ミニタイプCオス) ハイスピード
HDMIケーブルは持っていますが、ラズパイはmini-HDMIじゃないと接続することができないので買いました。
- 入門キット
SunFounder Raspberry pi スターター電子工作キット,ラズベリーパイ初心者向けプログラミング,詳細な教本と豊富な学習用レッスン付き,Raspberry pi 4B/3B+/3B/3A+/2B/1B+/1A+/Zero W/Zeroに対応、C/Pythonコードをサポート
電子工作は初めてで手元に何もなく、電子工作に必要そうなモノが色々入っているこの入門キットを買いました。入門キットという事もあり、この部品で何が出来るのかといった説明書が付属しています。これからが楽しみです。
購入したモノ以外に必要なモノ
この購入したモノ以外にも、ラズパイを使用するのに必要なモノがあるので載せておきます。(僕は家にあるもので代用できたので買いませんでした。)
1.家になさそうなモノ
- Type-Bの充電ケーブル
- SDカードとパソコンをつなぐハブ
2.家にありそうなモノ
- マウス
- キーボード
- モニター
勝手に家にありそうなものとなさそうなもので分類してみました。
特に1のケーブルとハブについて、どういった用途で使うのか説明します。
- Type-Bのケーブル
Amazonベーシック USBケーブル 0.9m (2.0タイプAオス - マイクロBケーブル) ブラック
ラズパイの電源として使用します。これが無いと電気を供給できないので必須です。
一昔前のアンドロイドスマホの充電ケーブルはType-Bでしたので、持っていれば代用できます。(僕はこれです)
なお、ラズパイ4だとType-Cになっているみたいです。
- SDカードとパソコンをつなぐハブ
サンワサプライ SDカードリーダー付きUSB2.0ハブ (USB Aコネクタ×3+SDカードスロット×1) バスパワー ブラック USB-HCS307BK
SDカードにOSを入れる必要があるので、SDカードとパソコンをつなぐハブが必要です。僕はノートパソコンにSDカードを差し込む場所があったので必要ありませんでした。
購入にかかった金額
合計でどれだけかかったか計算してみます。
購入品 | 価格 |
ラズパイ | ¥2,398 |
micro-SDカード | ¥680 |
USBハブ | ¥770 |
mini-HDMIケーブル | ¥898 |
入門キット | ¥4,860 |
合計で¥9,606です!
1万円を切っているんですね。吟味した甲斐がありました笑
SDカードにOSをインストール
手元に購入品がそろったのでmicro-SDカードにOSをインストールしていきます。
OSのインストールにはRaspberry Pi Imagerを使っていきます。
ここで注意なのです。OSインストール前にmicro-SDカードを別のアプリを使って予めフォーマットして下さいと説明するサイトが多いですが、このRaspberry Pi Imagerには標準でフォーマット機能が付いているのでその必要はありません。
それではやっていきます!
まずは、こちらのサイトからRaspberry Pi Imagerをダウンロードして下さい。
僕はwindowsを使用しているので、『Raspberry Pi Imager for Windows』をダウンロードしました。
ダウンロード出来たら、SDカードを差し込んで以下の手順でフォーマットしてOSをインストールしてください。
なお、もしデータが入っていると消えてしまうので必要ならばバックアップは取ってくださいね。
step
1SDカードの選択
画像のように『CHOOSE SD CARD』を選択し使用するSDカードを選択して下さい。
step
2フォーマットの選択
画像のように『CHOOSE OS』から『Erase』を選択して下さい。
なお、『Erase』の説明文にFAT32とありますが、この形式がラズパイでは重要で、これがSDカードの容量を制限(32GBまでしか対応していない)しているみたいです。
step
3フォーマットの実行
SDカードとフォーマットの選択が出来たら画像のように『WRITE』を選択して実行してください。
これでSDカードのフォーマットが完了です。
step
4OSのインストール
OSのインストールをしていきます。画像のように『CHOOSE OS』から『Raspberry Pi OS (32-bit)』を選択して下さい。
僕は最初、その下にある『Raspberry Pi OS (other)』→『Raspbian Lite』を選択してインストールしたのですが、これは失敗でした。
初心者の人は素直に推奨されている『Raspberry Pi OS (32-bit)』を選びましょう。
あとはフォーマットした時と同様にしてインストールして下さい。
ラズベリーパイを起動
ラズベリーパイを起動していきますが、その前にSDカードや電源などを接続していきます。
この接続を誤ると何かしら不具合が生じるので気を付けて下さい。
僕は、電源を間違えて接続したことで起動できなかったり、起動できてもマウスが反応しなかったりしました・・・。
接続については、以下に示したので参考にしてください。
接続すると、次の写真の赤丸で囲ってある箇所が緑色に光ります。
あとはマウスやキーボード、モニターにつなげてあげるだけです。
接続すると、初回起動時に限り国や言語の設定、Wi-Fi、パスワードなどの設定を求められます。
これは画面に表示される案内に沿って設定するだけなので特に難しいことはありません。
設定完了後の画面のスクショだけ貼り付けておきますね。
まとめ:購入~OSインストールまで
購入からOSインストールまで、電子工作初心者の自分がやったことをまとめました。
購入の総費用は1万を切っていたので、趣味として始めるのには良いんじゃないでしょうか。
かなり長いこと楽しめそうですし、自身のスキルにもなるので重宝しそうです。
次は初心者キットを使ってみて、電子工作に慣れていきたいと思います。
使用してみた感想はまた記事にしたいと思うので、電子工作したいけど実際どうなのか知りたい人はぜひ見て下さい。
